2008年01月14日

人と魚の関係


魚は世界中で食物として利用される。四足の獣を食べることを禁じられていた仏教徒の多い国ではより重視される。捕らえるために様々な方法が開発されている。代表的なのはモリなどで突く方法、網ですくう方法、釣りなどであり、それぞれに各国で、あるいは対象によって様々な方法が工夫されている。中には動物を使役する(鵜飼いやカワウソ等)などの特殊な方法もある。それらは食料確保のためでもあるが、趣味としても行なわれている。

魚を取ることをまとめて漁、仕事としては漁業という。
食用の魚種を飼育することを養殖という。
特に四方を海に囲まれた日本人にはなじみ深い食材で、古くから「おいしい魚」あるいは「食べられる魚」と、「不味い魚」「食べてはいけない魚」という実用的な観点から魚の種類への関心が高い。貝類や甲殻類とあわせて魚介類と言うことも多く、それらは魚屋で扱われる。魚の字は元は「いを」「うを」、食用(副食物)としては単に「な」と訓じていたが、これが酒の肴(な)であることから、「さかな」とも訓ずるようになった。

焼いたり煮たり、あるいは揚げたりと様々に料理されるが、生で食べるのは日本の刺身など少数派である。痛みやすいものが多く、保存のために塩漬けや開き、薫製、あるいは油漬けなど処理される例も多い。直接的な食品でない例としては鰹節や魚醤がある。

食料の他に肥料や飼料・加工品の原料などとして使われる。また、釣りや熱帯魚鑑賞は趣味として広く親しまれている。日本は周りを海に囲まれていることもあって、世界有数の魚大国である。各地に水族館が建てられ、世界中の魚を見ることができる。

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魚の繁殖と発生

生まれたばかりの仔魚繁殖形態は卵生および胎生(卵胎生)である。卵は卵黄(栄養分)の割合が比較的多く、小さな胚が大きな卵黄にくっついたような状態で発生がすすむ。孵化した仔魚は卵黄を抱え、しばらくは卵黄の栄養分を使って成長する。サメ類、エイ類、カダヤシ、カサゴ、ウミタナゴなどの仲間には、体内で卵をふ化させて子どもを産む卵胎生のものもいる。

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魚類の体の構造

250px-%E9%AD%9A%E3%81%AE%E3%81%B2%E3%82%8C%E3%81%AE%E8%AA%AC%E6%98%8E.png解剖学的に見ると、魚類の体は水の特徴(空気に比べて、粘性が高い、溶存酸素が少ない、光を吸収し透過し難いなど)に適応したものだと言える。

ごく一般的な魚類の体型は、水の抵抗を受けにくい流線型である。活発に泳ぎ回る魚はこの体型が多い。

体は頭部、胴部、尾部の3 つに分けられる。

頭部に含まれるものは、眼から上あごの先端部までの吻部、えら蓋、頬部(眼から前鰓蓋骨まで)および下あごである。頭には長いひげや棘を持つものもいる。鼻孔には様々な形や深さのものがあるが、多くの場合には、前鼻孔と後鼻孔とが皮下で連結したU字型の管になっており、鼻孔と口腔とは繋がらない。吻の前部にある前鼻孔から入った水は、そのまま後部にある後鼻孔から流出するようになっている。

胴部は頭部以降から肛門の位置までで、外見上は臀鰭の前までである。消化器官は全てここまでに含まれる。

尾部は肛門以降、尾びれまでである。魚類は、背面の筋肉が胴部から尾部へと連続的に発達しているので、外見上は尾の区別がはっきりしない。つまり、胴部から尾部をまとめて運動に使用しているとも言える。魚類では尾部の比率は比較的高く、一般の魚類でも3 割以上、ウナギ目の魚などは7 割以上が尾である。


鰓(えら)
魚は水中の少ない溶存酸素を利用するために、鰓という器官を発達させている。硬骨魚類では、鰓は頭部の後方にある1対の鰓蓋骨(さいがいこつ、いわゆるえらぶた)の内側にあり、4対の鰓弓(さいきゅう)という弓状の骨に支えられて存在する。鰓弓からは一次鰓弁が何本も伸び、さらに一次鰓弁上には表面積を拡げるための二次鰓弁が多数存在している。鰓には血管が通っており、外界(海水、淡水)と直接ガス交換を行う。そのため鰓は赤く見える。鰓はガス交換の他にも、塩類細胞によるイオンの排出・取り込みやアンモニアの排泄を行っている。


鰭(ひれ)

魚のひれ(カクレクマノミ)鰭(魚へんに耆)は魚が泳ぐのに欠かせない手足のようなものであり、ときには地上を這ったり、空中を飛んだりするのにも使われる。鰭は体につく位置により次のように分類される。

胸鰭(むなびれ) - 頭の後方、体の側面に位置する一対の鰭。
背鰭(せびれ) - 背側にある鰭。種によって数が異なる。
腹鰭(はらびれ) - 腹側の肛門より頭側にある一対の鰭。
臀鰭(しりびれ) - 腹側の肛門より尾側にある鰭。
尾鰭(おびれ) - 体の最も後方にある鰭。
脂鰭(あぶらびれ) - サケなどに見られる、背鰭の後方にある1 つの小さな鰭。
小離鰭(しょうりき) - サバやマグロなどの尾部に見られる、多数の小さな鰭。
頭鰭(とうき) - オニイトマキエイの頭部にある1 対の角のような鰭。
胸鰭と腹鰭は左右1 対あり、これらを対鰭(ついき)、それ以外を不対鰭(ふついき)と呼ぶ。また背鰭の数は1 基、2 基、3 基と数え、前から順に第1 背鰭、第2 背鰭、第3 背鰭と呼ぶ。

鰭の形態は、軟骨魚類、肉鰭類、条鰭類で大きく異なる。

サメ・エイなど軟骨魚類では、鰭は厚い皮膚で覆われ、中は輻射軟骨で支えられる。硬骨魚類のようにあまり自由に動かすことはできず、後退などの動作ができない。サメのものは鱶鰭(ふかひれ)と呼ばれ、高級食材として名高い。
シーラカンス・ハイギョなど肉鰭類では、鰭の基部が筋肉で覆われる。一部の肉鰭類の胸鰭や腹鰭は陸上を這う脚となり、四肢動物へと進化していったと考えられている。
条鰭類では鰭は膜状の構造物であり、体の正中線、あるいはその左右に対になって張り出す。膜を支えるように鰭には多数の筋(鰭条)が入っていて、基部では骨と筋肉が接続しているのが普通である。鰭条には軟条(なんじょう)と棘条(きょくじょう)の2 種類があり、棘条には毒腺を備えているものもある。
鰭が遊泳以外の目的に進化している場合もある。また進化の過程で、一部の鰭が退化していることも多い。

トビウオの仲間は、大きな胸鰭を持ち、空中を滑空することができる。
ハゼの仲間では腹鰭が吸盤に変化して、岩などにくっつくのに都合が良い。
コバンザメでは第一背鰭が吸盤に変化し、大型の魚にくっついて移動する習性を持っている。
アンコウの仲間は、背鰭が釣竿のような形状に変化し、先端はルアー(擬似餌)になっている。
チョウチンアンコウの仲間はルアーの部分に発光器を備える。
ミノカサゴやゴンズイなどは、棘条に毒腺を発達させて身を守っている。
ホウボウは腹鰭が脚のようになっており、海底を這って歩くのに適している。
マンボウは尾鰭と臀鰭がつながって特殊な形態をなしている。
遊泳力の強いマグロやカジキなどは2 基の背鰭を持ち、前方にある第1 背鰭は溝に折りたたむことができる。各々の鰭は極限まで水の抵抗を減らすように設計され、高速遊泳に特化している。

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魚類の分布

魚類はすべて水中生活である。その生活している塩分環境によって、便宜的に2 つに分けられる。すなわち、海で生活する海水魚、河川や湖沼など内陸の淡水で生活する淡水魚である。しかし、海水と淡水の混じり合う河口などの汽水域で生活する魚や、海水・淡水どちらでも生きられる魚もおり、この区分は必ずしも厳密でない。また、海水魚は塩湖に生息する魚も含めて塩水魚と呼ばれることもある。

他には、水深200m 以深の深海に生息する深海魚や、洞窟の中だけに見られる魚、地下水に生息するものもいる。また例外的に鰓以外で肺や腸、皮膚でも呼吸を行い、干潟や湿地など陸上である程度生きられる魚、さらに発達した鰭で陸上を這って移動したりする魚もいる。しかしこれらの大部分も主な生活は水中であり、トビハゼのようにむしろ陸にいる時間が長いものでも、皮膚の乾燥には耐えられないし、繁殖や幼魚の生活は水中である。

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日本の国魚、ニシキゴイ

250px-3koi.jpg魚類(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

日本の国魚、ニシキゴイ
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata

下位分類群

魚類(ぎょるい)・魚(さかな、うお)は、脊椎動物亜門 Vertebrata に属する動物群のうち、四肢動物ではない動物を指す。基本的に一生の間水中生活を営み、鰓(えら)呼吸を行い、鰭(ひれ)を用いて移動する。体表は鱗(うろこ)で覆われ、外界の温度によって体温を変化させる変温動物である。

魚類は地球上のあらゆる水圏環境に放散し、その生息域は熱帯から極域、海洋の表層から深層、また内陸の淡水域まで多岐におよぶ。その生態や形態も実に様々である。魚類全体の種数は2 万5000 〜3 万近くにものぼり、脊椎動物全体の半数以上を占めている。

魚類の大きさは種によってさまざまである。現存種で最大のものは体長14 m に達するジンベエザメであり、最小のものはインドネシア・スマトラ島の泥炭湿地に生息するドワーフフェアリーミノー(コイ科)の雌(成熟した個体)で体長は7.9 mmである。[1]


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